医療法人社団明敬会 湘南藤沢歯科 インプラントセンター
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最新治療 ジルコニアインプラント

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より体に優しい、最新インプラント治療「ジルコニアインプラント」とは?

インプラント治療で使われるインプラント体は、純チタンまたはチタン合金で作られていします。チタンは金属アレルギーを引き起こしにくく、体にも影響が起こりにくい、安全性の高い素材としてインプラント治療に使用されています。これに加え、最近ではジルコニアを使ったインプラント体が使われるようになってきています。
ではジルコニアを使った「ジルコニアインプラント」とは、どのような特徴があるのでしょうか。チタンと比較しながら、ジルコニアインプラントについてご紹介いたします。

ジルコニアとは?

ジルコニアは、正式には二酸化ジルコニウムと呼ばれる、ジルコニウムの酸化物です。もとは白色の個体で融点が2700℃と非常に高いことから強度に優れており、耐熱性セラミックスの材料として利用されています。また宝飾業界では人工ダイヤモンドとして用いられており、ダイヤモンドと非常に似ていることで知られています。

ジルコニア

インプラントへと使用用途を広げるジルコニアインプラントとは?

ジルコニアインプラントは、どのような特徴があるのでしょうか

インプラント体のほとんどは、純チタンまたはチタン合金の素材で作られています。チタンは生体親和性がよく、人工関節など医療現場ではよく使われています。チタンは金属アレルギーに代表されるような体への影響はほとんどありません。皮膚に触れても赤味や痒みを覚えることがないため、チタンポストとしてピアスでも使われています。このように、チタンは医療や日常生活において安全に使用できる素材ということがわかります。

インプラントにおけるジルコニアの役割はどうでしょうか

インプラント治療で使われるインプラント体はチタンが主流であることは、何度も触れています。チタンはアレルギーを引き起こしにくい素材のため、インプラント治療には欠かせません。しかし体質に合わず、チタンアレルギーを引き起こすことがあり、その声が年々増えているとの報告もあります。インプラントといえばチタンはもはや当たり前ですが、少なからず金属アレルギーの心配があることは否定できません。

金属アレルギーがある方は、インプラントを諦めなければいけないのでしょうか

インプラント治療は常に進化し続けています。よって、インプラントに必要な技術だけでなく、素材もより新しいものを追求した結果、チタンを上回る安全性と審美性を兼ね備えたインプラント体が使われるようになってきました。これが「ジルコニアインプラント」です。インプラント体の素材を全てジルコニアを使うことで、チタンにはないメリットを持ち合わせることができたのです。
インプラント手術における工程はチタンと同じです。顎の骨に穴を開けてインプラント体を埋め込み、結合期間を経て人工歯を取り付けます。なおジルコニアインプラントの見た目は白く、連結部品であるアバットメントも白いジルコニアが使われます。これにより、より優れた審美性を引き出すことが可能となりました。

審美性の高さについて

ここでセラミック治療におけるジルコニアの用途と特徴を簡単にご紹介しましょう。まず大きな特徴として挙げられるのは、強度の強さと審美性の高さです。
白く滑らかで強度に非常に優れているジルコニアは、補綴物として使われます。強度の高さにおいてジルコニアは、保険適用の金属よりも強いと言われており、歯科医療素材においては最高の強さを誇ります。

またジルコニアは金属アレルギーの心配がありません。金属アレルギーの不安を払しょくするために、金属の詰め物や被せ物を取り外し、ジルコニアを使った補綴物に変える治療を行います。このようにジルコニアは体に優しく、審美性に優れた口元へ導くことができる、非常に優れた素材です。特に噛む力を必要とする奥歯に最適で、固いものを噛んでも割れる心配がまずありません。

そしてジルコニアインプラントでは、白いインプラント体が被せ物である上部構造をより美しく引き立てます。また歯ぐきが退縮して下がってしまっても、ジルコニアインプラントなら金属部分が見えることはありません。

なお上部構造である被せ物ですが、ジルコニア単体で使うことはあまりありません。ジルコニアそのものは白いですが、色調が単調なため、セラミックの粉末と混ぜることで自然な美しい色調へ整えることができます。奥歯の場合はそれほど問題はありませんが、前歯や小臼歯など目立つ部分は、オールセラミッククラウンか、ジルコニアにセラミックの粉末を混ぜたジルコニアセラミッククラウンを選択することで、より美しさが引き立つことでしょう。

このように、ジルコニアインプラントは強度はもちろん、審美性の高さにおいて他の追随を許さない、最高峰のインプラント治療であると考えられます。

ジルコニア

ジルコニアインプラントのメリット

  • 生体親和性に優れ、安全性が高い
    チタン同様、ジルコニアは生体親和性に優れており、顎の骨との結合も強固であることが特徴のひとつです。チタン合金は問題ありませんが、チタン以外の不純物が混ぜられているインプラント体を使うと、顎の骨との結合が得られずにインプラントのグラつきの原因となります。また安全性の問題もあり、インプラント体に向かない素材で作られたものは安全性に大いに問題があります。 ジルコニアインプラントは生体親和性に優れており、金属アレルギーも引き起こさないため大変安全性が高い素材であると言えます。
  • 強度に優れている
    人工ダイヤモンドとも言われるほど強度が高いジルコニアは、人工羽根として使うことでよりしっかりと噛むことができます。
  • 審美性に優れている
    ジルコニアは非常に審美性が高く、より美しい口元を作りだすことが可能です。特に目立つ前歯は、審美性が大きくものを言います。ジルコニアインプラントなら、笑顔に自信を持つことができるでしょう。

ジルコニアインプラントのデメリット

  • 強度が強いため、顎の骨への負担がかかる
    ジルコニアインプラントは強度に優れていますが、その分顎の骨に負担がかかることがあります。そのため顎の骨の状態によっては、ジルコニアインプラントが難しい場合があります。
  • 費用が高い
    ジルコニアインプラントは、通常のチタンインプラントと比べてコストが高くなります。上部構造をジルコニアセラミックにすることで、さらに費用が高くなってしまいます。

このように、ジルコニアインプラントはメリットが多い治療ですが、それに伴うデメリットも存在します。
ご自身がジルコニアインプラント治療に適しているかどうか、まずはかかりつけの歯科医院でしっかりと診てもらいましょう。

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