痛くないインプラント
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インプラント治療２つのハードル
インプラント治療は、歯を失った時の治療のひとつですが、入れ歯が痛い、入れ歯が生活に馴染まない、ブリッジが壊れて駄目になった時などに、致し方なく最後の選択肢として検討される場合が多いのではないかと思います。
インプラントは他の治療と比較して、その構造上の理由から失った歯の機能を取り戻す手段としては一番優れている治療法です。であるにも関わらず、インプラント治療が最後の選択肢となってしまう理由は、インプラント治療に大きな２つのハードルが存在するからでしょう。
１つ目のハードル「治療費」
インプラント治療は、日本国内で医療保険が適用される保険診療ではないため、治療費は患者様の全額負担になります。（医療費控除の申請は可能です）
インプラント治療は、材料費や検査の費用、そして外科手術を伴うため総額では相応の費用がかかってしまいますが、自由診療（保険適用外）の治療費は一律ではないので、治療を受けるクリニック選びによっては、できる限り治療費を抑えるということは可能です。
ただし、安さを追求する余りに低品質の材料（インプラント）、最小限の検査や外科手術といった治療の質を落とすような選択をしてしまうと、治療をやり直すといった失敗をしてしまうこともあります。再治療になったら余計に費用がかかってしまうことにもなりますのでご注意ください。
当法人では、品質を担保していながら価格を抑えたインプラントや、追加手術を回避できる特殊なインプラントなど10メーカーの12種類のインプラントをご用意して、費用を抑えられるように努めております。
２つ目のハードル「痛み」
インプラント治療は、歯を支えるあごの骨に埋め込んだインプラント体が歯の根っこの代わりとなり人工歯を支えるため、失った歯と同等の機能を発揮することができ、他の治療より優れた面が多い治療ですが、インプラント体を埋め込むためのは外科手術です。
歯ぐきを切開する、歯ぐきをあごの骨から剥がす、ドリルであごの骨に穴を空けるなど、想像しただけでも痛みや恐怖を連想してしまう方は少なくないと思います。
痛くないインプラント治療は可能か
インプラント治療における大きなハードルである「痛み」に対しての恐怖心ですが、その痛みというのも２種類あると思います。
１つは治療そのものの痛み。切る痛みや削る痛み、針を刺す痛みなどです。もう１つは術後の痛みです。手術は身体に大きなダメージを与えるものです。痛みが残ったり、傷口が腫れたり、ズキズキ疼くといった痛みなどです。
治療中の痛みは適切に麻酔を行うことで痛みを感じずに治療をすることができます。麻酔注射を刺す痛みもほとんど感じないままに行うことができます。まず針を刺す箇所にゼリー状の表面麻酔を塗り歯ぐきをしびれさせます。充分に表面麻酔が効いてきたのを確認した後、最も細い針を使用して麻酔注射器で最適な圧力で麻酔液を注入していくことで注射の痛みはほとんど感じることはありません。他にも麻酔液を人肌に温めることや、針の刺し方を工夫するなどできる限りのテクニックを駆使します。
笑気麻酔で痛みも恐怖も軽減
当法人では、痛みが苦手、怖いという患者様へのオプションとして、笑気麻酔を併用することができます。笑気麻酔は、鎮静効果のある笑気ガスを鼻から吸引することで、意識を失うことなくリラックスした状態を維持することができる鎮静法です。同じような鎮静法に、血管に鎮静薬を注入する静脈内鎮静法というものもありますが、笑気麻酔は、この静脈内鎮静法や全身麻酔のように回復に時間に時間がかからないという特徴があります。
笑気麻酔には、鎮静効果の他に鎮痛効果もあるため、笑気麻酔を行ったうえで麻酔注射を行うことで痛みを感じることはほとんどなくなります。
切らない・縫わない・痛みが少ないインプラントとは
フラップ手術とは歯ぐきを切開して開き、あごの骨を露出させて治療を行う手術のことです。インプラント治療は、あごの骨にインプラント体を埋め込む手術なので、通常はフラップ手術が必要になります。
フラップレスとはフラップ手術を行わない、つまり歯ぐきを切開しない術式のことです。切らないということは当然、歯ぐきをあごの骨から剥がして開くことも、傷口を縫うこともありません。フラップレスインプラントでは、歯ぐきに直接インプラント埋め込む穴を開けて、その穴からインプラント体を埋め込んでいきます。
身体へのダメージを最小限に抑えることができるため、手術中の痛みが出る可能性を減らすことができますし、術後に腫れることもほとんどありません。
当法人では、お口の状態にもよりますが、８割以上の症例で手術中に患者様にかかるダメージを最小限にできるフラップレスインプラントを行います。
