医療法人社団明敬会 湘南藤沢歯科 インプラントセンター
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オステム インプラントとは

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オステム(Osstem)はインプラント3大メーカーである、ブローネマルク・インプラント(Nobel Biocare、Biomet 3i)、ストローマン・インプラント(Strauman、ITI)、アストラ・インプラント(Dentply)のそれぞれの優れた特徴を取り込んだインプラントです。

1960年代に一般的に普及しはじめたインプラントは改良点も多くありましたが、具体的にオステムはどのような特徴を兼ね備えたインプラントなのでしょうか。詳しくご紹介してまいりましょう。

オステム

オステム・インプラントとは?

オステムは韓国で誕生したインプラントです。近年では、韓国はもちろんのこと、アメリカ、中国、インド、ドイツ、日本などの世界各国でシェア数を伸ばし、その数は45ヵ国を誇ります。インプラントを埋入する歯槽骨の特性は欧米人とアジア人で異なり、韓国で開発されたオステムは、アジア環太平洋地域でシェア数1位、世界の歯科インプラント市場においてもシェア数は6位であり、今注目のインプラントです。 また、「国際標準化機構(ISO)」規格であるISO9001認証、EU加盟国の基準を満たす場合に付ける基準適合マークであるCEマークを獲得、次いで米国市場に輸出するために必要なFDA登録において、最高クラスであるclass-IIIを獲得し、オステムのインプラントの性質及び機能性や安全性が評価されました。

インプラントの基本情報

インプラントの基本情報を確認し、オステムのインプラントと比較してみましょう。インプラントは、歯槽骨に埋める部分であるインプラント体と、人工歯とインプラント体の間を取り持つ装置をアバットメントと呼び、通常はネジ状のスクリューでインプラント体とアバットメントは固定されています。
インプラント体は主に骨と結合するチタン合金でつくられております。チタンは人体に影響もなく、優れた金属であり、インプラントの歴史を画期的に飛躍させました。
また、インプラントは以下の特質により、機能性や性質に特徴が生まれます。

オステムの基本情報
  • 表面性状

    インプラント体の表面が荒いほど、インプラント体を埋め込む歯槽骨との結合がしやすくなります。

  • 初期固定

    インプラントを歯槽骨に埋入した時に、インプラント体と結合することがインプラント治療を成功させるうえで重要と考えられています。インプラント体のネジ状部分である形状に各メーカーが差別をつけ、歯槽骨とインプラント体の密着度を高めています。

  • 1回法・2回法

    インプラント体を埋入するには、1回法と2回法があります。
    1回法は、1回の外科手術でインプラント体を埋め込み、インプラント体の頭の部分を歯肉から露出させインプラント体埋入処置は終了となります。
    2回法は、初回の外科手術でインプラント体のみを埋め込み、インプラント体と歯槽骨が結合したことを確認できてから、2回目の外科手術でアバットメントを装着し、歯肉から露出させインプラント体埋入処置は終了となります。

  • プラットフォームスイッチング

    人工歯の根の部分にあたるフィクスチャーと、アバットメントとの結合部分をプラットフォームと呼び、インプラント体を埋入後に咬合力による歯槽骨の吸収が認められることも多く報告されました。改善策として、プラットフォームスイッチング法であるプラットフォーム部分にくびれている形状に改良することで、歯槽骨の吸収を防ぎます。

オステムの特徴

冒頭でもご紹介したように、オステム(Osstem)のインプラントは、インプラント3大メーカーと言われるブローネマルク・インプラント(Nobel Biocare、Biomet 3i)、ストローマン・インプラント(Strauman、ITI)、アストラ・インプラント(Dentply)のインプラントのそれぞれに優れた特徴を取り込んだインプラントであります。下記が主な特徴になります。

インプラント3大メーカーの主な特徴
インプラントメーカー 特徴 オステム取入
ブローネマルク・インプラント
(Nobel Biocare、Biomet 3i)
世界で最も使用されているインプラントの1つです。“ブローネマルク”はインプラント開発者の名前であり、初期固定に優れたインプラント体の形状をしており、上顎でおよそ6ヶ月、下顎およそ3ヶ月でインプラント体と歯槽骨は機密に結合すると言われています。 初期固定に優れたインプラント体の形状で結合
ストローマン・インプラント
(Strauman、ITI)
ITIのインプラントは、世界・国内ともにシェア数は1位を誇るインプラントです。1999年に表面性状であるSLAを開発し、以降変わらない支持率をえているのは、優れた表面性状であるSLAがインプラント体と歯槽骨の結合力を強め、埋入後およそ6週間でアバットメント、人工歯を装着することが可能となります。 表面性状に優れたSLAで結合力の強化
アストラ・インプラント
(Dentply)
上記2社に比べると、初期固定及び、表面性状の特性には劣りますが、経年に伴うインプラント体を支える歯槽骨の吸収を防ぐ、プラットフォームスイッチングを採用しています。 歯槽骨の吸収を妨げる、プラットフォームスイッチング

オステム・インプラント(Osstem)の特徴


ご紹介したインプラント3大メーカーの優れた特徴をうまく生かし、製品にしたと考えられているオステム・インプラントは、ブローネマルク・インプラントのように初期固定に優れたインプラント体を採用し、通常は平均して直径3~5mm程度であるインプラント体ではありますが、直径6mm・7mmほどのサイズも取り揃えられています。表面性状はストローマン・インプラントとほぼ同等なSLAが採用され、アストラ・インプラントの特徴でもあるプラットフォームスイッチングのくびれ形状をしており、長年の咬合力のえいきょうで歯槽骨が吸収されることを妨げ、歯槽骨とインプラント体を長く保てていけるように工夫されています。

オステム・インプラントが選ばれる理由

オステム・インプラントが選ばれる理由は、やはり歯槽骨とインプラント体の結合の良さではないでしょうか。一般的な歯槽骨とインウラント体が結合するのはおよそ3ヶ月かかるとされていますが、オステム・インプラントは、インプラント体埋入は1回法であり、およそ1カ月半から2ヶ月ほどで、結合されるといわれ短期間でインプラント体の埋入処置を終えることができます。また、インプラント治療をおこなう治療範囲も多岐にわたり、一般的なインプラントでは治療が困難である、歯槽骨の量が足りない、高さがたりないなどの場合にでも埋入することが可能であり、硬い骨から弱い骨まで埋入が可能であります。 オステム・インプラントは従来のインプラントの特性を生かしながらも、独自のインプラント体のサイズ展開とSLAを掲げ、欧米人と歯槽骨の特性が異なるアジア人向けの歯槽骨に合うインプラント体を作り上げることで、アジアで最もシェア数を誇るインプラントとして知られています。

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