医療法人社団明敬会 湘南藤沢歯科 インプラントセンター
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寝たきり老人はインプラント治療で修復することは可能か?

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お役立ち情報 2020/04/22

寝たきり老人はインプラント治療で修復することは可能か?

インプラント治療をしようと検討する際に気になることのひとつとして、「年齢に制限は
あるのか」ということではないでしょうか。入れ歯やブリッジをお使いで不具合を感じて
いらっしゃる方の中には、不具合も少なく再現度の高いインプラントにできないかと考え
る方もいると思います。特に高齢な老人や寝たきりの状況の方の場合、インプラントを入
れることができるのでしょうか。また、インプラントを入れていた方が寝たきり老人にな
った場合、装置を継続して使用することができるのかも併せてご紹介します。

インプラントの年齢上限はどのくらい?

インプラント治療は、支えとなる土台を顎の骨に埋入する外科手術をしなければなりませ
ん。そのためには健康で十分な厚みのある顎の骨と、手術に耐え得る体力や回復力などが
必要になります。外科手術する上でこれらに問題が無いと診断されれば、基本的に年齢で
見る判断基準としては20歳~70歳くらいまでの方がインプラントを受けることができます。

インプラント治療を受けるための条件は?

インプラント治療は希望すれば誰でも受けることができる治療ではありません。絶対に受
けれないという訳ではなく、さまざまな要素を考慮して総合的に判断されますが、安心・
安全にインプラント治療をおこなうための条件となる要素をいくつかご紹介します。

持病が無いことが条件のひとつ

外科手術を受けるにあたり障害となるような持病がある場合には、基本的に対象の年齢範
囲であったとしても手術できない場合があります。たとえば糖尿病の場合は止血が難しい
可能性や、高血圧の場合には局所麻酔薬に制限があります。他にも、骨粗しょう症の方は
骨の密度が薄く、インプラントを埋入しても安定しない可能性があり、すぐに施術は難し
いこともあります。

口腔環境が良い

インプラントは健康な顎の骨だけでなく、健康な歯ぐきと、清潔な口内環境でなければ維
持が難しい装置です。せっかく入れても「インプラント周囲炎」になってしまっては、イ
ンプラントが安定せずに抜け落ちてしまうこともあるのです。
口腔環境を清潔に保つことができ、日々のセルフメンテナンスができる方でないと判断し
た場合には、インプラントを断られる可能性もあります。

継続的に服薬する必要がある方

これまで脳梗塞や動脈硬化などを患い、抗凝固薬を計測的に服薬している方は、手術によ
る出血が止まりにくい可能性があります。また、骨粗しょう症により骨を強くするための
薬剤を服用している場合、万が一施術によって細菌感染を起こしてしまった場合に骨が溶
けてしまいインプラントを維持できないという事例もあります。このように、施術時やそ
の後に支障をきたす可能性のある薬を飲んでいる方は、インプラント治療ができない場合
が多いです。

治療後の定期的なメンテナンスに通うことができない

インプラントは手術を終えたあと、人工歯(上部構造)を入れて終了するまでに数カ月を
要します。顎の骨とインプラントが結合して安定するまでにかかる期間は個人差があり、
高齢になればなるほど時間がかかる傾向にあります。その間も定期的に受診して経過観察
をおこなったり、治療完了後もインプラントに問題が無いか定期的な検診とメンテナンス
が必要です。高齢になると通院自体が難しくなる方も多いため、治療後メンテナンスに通
うことができない状況にある方は、インプラント治療できないと判断されることがありま
す。

回復力の有無

インプラントは外科手術のため、術後すぐは治癒経過に際した腫れや痛みを伴います。こ
れらは健康で体力のある方であれば1週間前後で徐々に症状が緩和するため、抗生物質や
痛み止めでしのぐことができます。しかし老人の方となると、そもそも自然治癒力が若い
人よりも遅いため、腫れや痛みが長引くこともあります。また、術後は通常の食事が摂れ
ない時期もあり、偏った栄養による免疫力低下は、傷の治りを遅らせたり細菌感染のリス
クも高めてしまう要素です。老人の方はそもそも入れ歯や筋力の衰えなどで食事が満足に
摂れないかたもいると思いますので、その場合にはインプラント手術はお勧めできません。

寝たきりの老人でも治療は可能?

では、寝たきりで介護が必要なご老人であっても、特に持病もなく服薬も無い方であれば
インプラントを受けることはできるでしょうか?

答えは「NO」です

残念ながらいくら健康であっても、寝たきりになっていらっしゃるご老人にインプラント
治療は難しいでしょう。
先にご紹介してきたように、インプラントを埋入するのに必要な健康状態や顎の骨の厚み
があったとしても、継続的に通院して検診やメンテナンスが必要であること。また、日常
的な口腔ケアが行き届いていなければならないからです。
また、寝たきりであればどうしても徐々に筋力低下が起こります。噛む力の衰えは、顎の
骨や歯茎の衰えにも繋がり、インプラントを維持できなくなる可能性もあります。

寝たきりになった場合の修復方法

寝たきりになってしまった老人の場合、歯の清掃は自身で行うことは難しくなります。そ
こで家族や介護をおこなうスタッフがおこなうことになりますが、歯の専門家でないため
他人のお口の清掃はなかなか難しい部分もあります。
寝たきりになってしまった老人の口腔トラブルとして多いのが「歯周病」です。インプラ
ントの場合はこれが致命傷で、インプラントを支えることができなくなって脱落の原因と
なります。介護が必要な寝たきり老人の場合は、取り外し可能な入れ歯のほうが清潔に管
理できる傾向にあります。

寝たきりになる前にインプラントをしている場合は?

インプラントはまだ比較的新しい治療ですが、これからはインプラントを入れた後に寝た
きり老人になるというケースも増えてくるでしょう。インプラント自体は虫歯にはなりま
せんし、メンテナンスを怠らなければ一生使える丈夫な装置です。しかし寝たきりになっ
てしまうとどうしても他人からの介護が必要になりますので、口腔ケアはおろそかになる
傾向にあります。寝たきり老人はやはり歯周病のリスクが非常に高く、インプラント周囲
炎を起こして維持管理が難しくなる可能性も高くなります。
もしそうなってしまった場合には、再治療は難しため、入れ歯に作り替えるといった措置
を取ることになるでしょう。

まとめ

インプラントは機能や審美的回復力の非常に高い装置ですが、埋入のための手術や維持の
ためのメンテナンスが滞りなく進めることができなければ、治療と装置の維持は難しい治
療です。寝たきり老人が装置を入れることや、先に入っていた装置を維持することは難し
いのが現状ですが、口腔ケアに関して医科と介護現場と歯科が連携を図り、個々の生活環
境に合わせた支援を行っております。気になる場合はかかりつけ医にご相談ください。

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