医療法人社団明敬会 湘南藤沢歯科 インプラントセンター
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金属アレルギーでもインプラント治療はできるのでしょうか

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お役立ち情報 2019/09/17

金属アレルギーでもインプラント治療はできるのでしょうか

ネックレスや指輪、ピアスなどの貴金属を身に付けたときに皮膚が赤くなることや痒いといった症状が起きたことはありませんか。このような症状は、金属アレルギーが疑われます。歯科治療でも金属が使われることがありますが、金属アレルギーであってもインプラント治療を受けることはできるのでしょうか。

歯科治療ではどのような金属が使われている?

歯科治療に使用される金属とは

金属アレルギーは、日本人の10人に一人が発症していると言われており、決してめずらしい症状ではありません。金属はとても身近な物質で、自然界にも多く存在しています。金属そのものは悪害というわけではありませんが、金属に対してアレルギーがある場合、皮膚が赤くなる・痒みが出るなど金属アレルギーと呼ばれる症状が起きてしまいます。

歯科治療においても金属を使った修復物や補綴物が使用されています。金属アレルギーを起こしやすい代表的な素材として金銀パラジウム合金、ニッケル、クロム、銀合金そして今はほとんど使われていませんがアマルガムなどが挙げられます。また入れ歯のバネや矯正治療で使われる金属ブラケットとワイヤーなども金属が使われています。これらの金属がお口の中に入ることで、金属アレルギー反応が起きることがあります。

歯科治療における金属アレルギーの症状とは

金属アレルギーの症状とは

歯科素材で使われている金属は、唾液などの水分によりイオン化し、成分が溶け出してしまいます。溶け出した金属は粘膜を通して体内に蓄積され、金属アレルギーがある方は、アレルギー反応が起きてしまうことがあります。歯科治療における金属アレルギーとして、次のような症状が起こります。

口内炎や粘膜の発赤

金属が触れる部分が口内炎になる、または赤くなってただれるなど、粘膜部分に異常が起こります。またお口の周りや口角が赤くなってしまうこともあります。

アトピー性皮膚炎や湿疹

アトピー性皮膚炎というと、花粉症をはじめとしたアレルギー反応が原因で皮膚に痒みなどを引き起こします。しかし花粉のシーズンでもないのにアトピーの症状が出る、肌が荒れるなど皮膚疾患が起こる場合、お口の中の金属が影響していると考えられます。

脱毛症

体内に蓄積された金属が一定量を超えることで、髪の毛が抜けてしまう脱毛症が起きる場合があります。

掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症とは、手のひらや足の裏に膿胞ができる症状です。膿胞は数日で乾燥して皮がめくれ、皮膚の変色を引き起こします。またこの膿胞は爪にもできることがあり、爪の変色および変形を起こしてしまうことがある難治性の皮膚疾患です。

味覚障害

金属アレルギーの影響が、味覚に及ぶこともあります。味覚障害が起こると、甘い、苦いなどの味覚が分かりにくくなってしまいます。

それ以外でも頭痛、肩凝りといった体の不調が、お口の中にある金属が原因であるケことも少なくありません。このように、歯科治療で使われている金属が金属アレルギーを引き起こし、お口の中や体の不調の原因となるケースは決して珍しくないのです。

しかし一言で金属アレルギーと言っても、全ての金属に反応するわけではなく、特定の金属に対してのみ、アレルギー反応が出るケースも多いようです。例えば金銀パラジウム合金に反応しても、スズやニッケルは大丈夫、というパターンも珍しくありません。花粉症といっても、スギには強く反応するのにヒノキには全く反応しない。でも花粉症と診断されるのと意味合いは似ているでしょう。

つまり特定の物質に対してのみ、アレルギー反応を示すことがある、ということであり、金属アレルギーの方全てが歯科治療でアレルギー反応が出る、とも限らないのです。

インプラントの素材は?アレルギーを引き起こす心配はないのでしょうか

インプラントの素材とは

ではインプラントはどうでしょうか。インプラントは3つの部品から構成される人工歯根で、それぞれ根となる部分が「フィクスチャー」、人工歯とインプラントを接続するための「アバットメント」そして「上部構造」と呼ばれる人工歯部分から成り立っています。

このインプラント体を失った歯の部分の顎の骨に埋め込み、被せ物を装着して噛む機能を回復させる治療がインプラント治療です。

インプラントも金属が使われており、インプラント体を顎の骨の中に埋入するため、金属アレルギーをお持ちの方は大丈夫だろうか、と不安になると思います。

インプラントで使われる素材は、基本的に「チタン」のみであり、日本を含む世界の様々なインプラントメーカーで製造されているインプラント体は、チタンまたはチタン合金で作られています。チタンは生態親和性に優れており、人工関節など整形外科をはじめとした各診療部門で使用される、比較的安全な素材です。

チタンは生体親和性に優れ、アレルギーを引き起こしにくいと言われている理由として、「時間をかけて骨と結合する」という特殊な性質を持っています。インプラントを顎の骨に埋め込んだあと、数ヶ月の安静期間を設けるのはこのためです。骨とインプラントが結合することを「オッセオインテグレーション」と言いますが、これはチタンが骨と結合し、一体化することで人工歯根の役目を果たします。もし仮にチタン以外の金属を顎の骨に埋め込んだとしても、金属アレルギーどころか骨と結合することはありません。穴を開けたところにただのクギを入れたようなもので、骨と結合せずにすぐ抜け落ちてしまいます。

インプラントは自分の歯のようにしっかりと噛むことができると言われていますが、チタンが持つオッセオインテグレーションという性質があるからこそ、天然歯に近い感覚で固いものでも噛むことができるのです。

もしインプラントでアレルギー反応が起きてしまったら・・・?

万が一インプラントでアレルギー反応が出てしまった場合

チタンアレルギーを起こしにくい物質であり、チタンまたはチタン合金で作られているインプラントを顎の骨に埋め込んでも、アレルギー反応を起こす可能性は非常に低いとされています。従って、インプラントで金属アレルギーを起こすことはほとんどないと言っていいでしょう。

しかし世の中に絶対は存在しません。中にはチタンアレルギーをお持ちの方もいらっしゃることでしょう。もしチタンアレルギーの方がインプラント治療を行ったら、アレルギー反応が出ることが考えられます。お口の中に銀歯が入っていてもアレルギー反応がないからインプラントもきっと大丈夫、と思っていたら、インプラント治療後にアレルギーが出てしまった、という可能性もゼロではありません。

もしインプラント後にチタンによる金属アレルギーが出てしまったら、すぐにインプラント治療を行った歯科医院に相談して下さい。症状が重い場合は、残念ながらインプラントを撤去しなければならないでしょう。もし症状が軽い場合、様子を見る場合もあるかもしれません。いずれにしても、インプラント治療後にアレルギー反応が出た場合は、速やかにかかりつけの歯科医院に相談しましょう。

事前にパッチテストを行うことも

パッチテスト

インプラントで使われているチタンは、非常にアレルギーが出にくい素材であり、安心して治療していただけます。しかし稀にチタンアレルギーを引き起こすことがあるため、心配な方は事前にパッチテストを受けておくと、より安心してインプラント治療を受けることができるでしょう。

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