医療法人社団明敬会 湘南藤沢歯科 インプラントセンター
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インプラントの天敵!?インプラント周囲炎を学んで予防しよう!

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お役立ち情報 2021/02/10

インプラントの天敵!?インプラント周囲炎を学んで予防しよう!

通常の虫歯治療においても、近年では「予防」することが重要と考えられるように、インプラントもメインテナンスが重要とされ、歯肉の炎症疾患である「インプラント周囲炎」を予防することがインプラントを末永く保つためにも求められています。そこで今回は、インプラント埋入後に気をつけたい疾患、インプラント周囲炎について詳しくご紹介いたします。

インプラント周囲炎は歯肉の炎症疾患

インプラント周囲炎とはいったいどんな疾患なのか、今ひとつピンと来ない人も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?インプラント周囲炎は歯肉の炎症疾患であり、天然歯の場合の歯周炎の状態とほとんどが同じ状況ともいえますが、異なる点も見受けられます。

インプラントは天然歯と同等の環境下にありますが、天然歯にはそれらを支える歯周組織である歯肉や歯槽骨をはじめ、歯根膜やセメント質が存在します。しかし歯根膜やセメント質は歯に密接する形で存在するために、歯を失ったと同時に歯根膜とセメント質は喪失します。そのために歯を失った部位にインプラントを埋入する場合には、歯根膜とセメント質は存在しないため、インプラントと歯槽骨が直接結合することで、インプラントは維持することが可能となっています。

天然歯のみに存在する歯根膜は、上下の歯が咬み合う衝撃を和らげるクッションの役割や、咬む力を感じる感覚受容器官の役割、噛み合わせの衝撃による歯槽骨の吸収を防ぐ役割など、その大半は歯を守るために機能しています。また、歯根膜は歯周病菌などの侵入を防ぐ役割があり、歯根膜が存在しないインプラント周辺の歯肉が歯周病菌などに感染してしまうと、瞬く間に歯槽骨まで吸収し、インプラントを維持できなくなってしまいます。

インプラント周辺の歯肉が歯周炎になることをインプラント周囲炎とよび、インプラントを末永く維持するためには、インプラント周囲炎にならないようにしなければならないと、考えられています。

インプラント周囲炎が及ぼす影響

インプラント周囲炎が及ぼす影響は、前述でもお伝えしたように、歯周病菌が歯槽骨を吸収することで、インプラントが次第にグラつきインプラントを支えきれなくなるだけではありません。噛み合わせに不具合が生じ残っている他の歯に負担がかかるだけではなく、残っている他の健康な歯までも失ってしまう可能性も否定でいません。

インプラント周囲炎に罹患してしまう人の割合は28~54%とされ、インプラント治療を行ったうちの約半数の人が、インプラント周囲炎に罹患しているという報告もされています。

出典:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18724856

インプラント周囲炎を予防するにはどうするの?

一度、インプラント周囲炎になってしまうと改善することが困難と考えられているため、インプラント周囲炎を予防することが、インプラントを末永く維持するためには必要不可欠と考えられています。

インプラント周囲炎は突然なるわけではなく、歯磨きなどが適切におこなわれていない場合や、おろそかになっている状況が続くと、インプラント周辺に細菌の固まりであるプラークが蓄積し、歯肉を炎症させインプラント周囲粘膜炎である症状が現れます。

インプラント周囲粘膜とは、歯槽骨の吸収が認められない歯肉炎の状態を指し、自覚症状は歯磨き時のわずかな出血などがあげられます。この時点でしっかりと予防処置をおこなうことが重要であり、そのためにも定期的な歯科医院の受診が必要となります。一般的な診断方法は、プロービングで測定する歯周ポケット深さや出血の有無、レントゲン撮影にて歯槽骨の吸収の度合いなどを確認し、診断をおこないます。

インプラント治療において、メンテナンスは必要不可欠であるとされ、インプラント埋入後も定期的に歯科医院の受診が推奨されています。メンテナンス時には、インプラントと口腔内の状態を確認し、必要に応じて以下の予防処置をおこなうことで、インプラント周囲炎を予防します。

また、インプラント治療をせざるを得ない状況になってしまった原因が、虫歯や歯周病だった場合には、歯磨きや口腔ケアを習慣づけることが重要であり、習慣付けが上手くおこなわれていない場合には、インプラント周囲炎に罹患するリスクは高く、歯磨きや口腔ケアの指導が重要となります。以下がインプラント周囲炎を予防する処置として一般的におこなわれる予防法となります。

インプラント周囲炎を予防する処置

・歯周ポケットの洗浄
・PMTC(歯のクリーニング)
・歯磨きや口腔ケアの指導
・メインテナンスの強化


また、インプラント周囲炎と診断された場合には、以下の通りの治療法が行われます。インプラント周囲炎の改善は困難を極め、適切な治療が求められます。

インプラント周囲炎を治療する処置

・歯石やプラークを流水式超音波歯垢除去器で除去する
・消毒洗浄法
・抗菌療法
・インプラント除去

インプラント周囲炎になりやすい人は?

インプラント周囲炎になりやすい人は以下の通りとなります。

糖尿病の人

糖尿病に罹患している場合には、傷が治りにくい特性をもっているために、インプラント周囲炎を引き起こすリスクが高いとされています。

喫煙している人

タバコに含まれるニコチンの成分が、毛細血管を収縮させる作用が働いてしまうために、酸素や血液の運搬を妨げてしまうために、インプラント周囲炎にも罹患しやすく、喫煙をしている人へのインプラント治療は、大変リスクがあると考えられています。

ダラダラ食べの人

口の中は通常は中性に保たれていますが、食べ物の糖を栄養に、歯周病菌や虫歯菌が活動をし、食べ物を食べる度に口の中は酸性へと変わります。通常ならば食後20分で中性にもどす働きが唾液によって作用しますが、ダラダラと時間を定めずに食べ続ける人の場合には、口の中が酸性となってしまう時間が長くなるために、歯周病や虫歯になりやすいと考えられています。そのことからも、インプラント周囲炎を予防する為に、食事の時間を定めることも推奨されています。

今回は、インプラント周囲炎についてご紹介してまいりました。インプラントを末永く保つために、インプラント周囲炎を予防する必要があり、そのためにも毎日のセルフケアに加え、歯科医院でのメインテナンスをしっかりと受けましょう。

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