手術後の腫れ

通通常、インプラントの手術後に腫れは起こります。腫れが起きないよう、様々な治療法を行っておりますが、100% 防ぐことは現状難しいです。そのため絶対に腫れるのは嫌だという場合は、インプラント治療は難しいのが現状です。

腫れが引くまでの期間は平均して5日～10日ほどかかります。骨を増やす治療を行ったり手術の範囲が広かったりすると腫れやすい傾向があります。そのため、インプラントを入れる際は悩みが解消されるまで歯科医院とお話することが大切です。

腫れる原因

ではなぜ、インプラントの手術をすると腫れるのでしょうか。それは手術によって切開した傷を治すために分泌される身体の組織液が出るからです。しかし、腫れたからといってそれが手術の失敗や身体に異常があるわけではなく、むしろ正常な身体の働きによるものなのです。そのため、風邪の時や体調があまり良くないと、抵抗力が弱く腫れが長引くことがあります。あまりにも腫れが気になる時には必ずご相談してください。

痛みについて

腫れと同じぐらい起こりやすい症状として痛みも出てきます。痛みも腫れる期間と同様に5日～10日ほどで治まります。しかし、骨が感染や火傷を起こしているせいで痛みが発生している可能性もあるので、あまりにも長い期間痛みが尋常ではない場合は、必ずご相談してください。また、痛みは早ければ手術後の数時間で治まる場合もあるため、悩まされないケースもあります。湘南藤沢歯科では、どうしても不安を感じるという方に笑気吸入鎮静法という麻酔方法もご用意しています。治療前の不安や恐怖を取り除き、リラックスできるので治療時の痛みも感じないという安心な麻酔方法です。ご希望の方はお気軽にご相談ください。

腫れ・痛みへの対処

通常の腫れなら、手術後に処方される薬を指示どおりに飲んでいれば時間の経過でおさまります。これは上記で説明した痛みにもいえることで、大抵の場合痛み止めも処方されます。薬の他に、普段の過ごし方もご案内させていただくのですが、稀に、腫れた時には冷やすべきという感覚を持った人がいます。インプラント手術後の腫れに対して冷やすのは逆効果です。少し冷やす程度ならいいですが氷で直接冷やすなど過剰に冷やしてしまうと、血行が悪くなってそのせいで治癒が遅れてしまう可能性がありますので、注意してください。

大事なのは説明を聞くこと、疑問を解消すること

腫れに限らず、手術後に起こり得る症状やその対処については、事前に必ず歯科医の説明を聞きましょう。手術後は私生活においてもいくつか注意点があるため、それを含めて事前に説明を受けないと傷口の悪化を招く恐れがあるのです。

例えば、手術後は口の中を清潔に保つ必要がありますが、ゴシゴシと歯磨きをするのは厳禁です。このような注意点も含め、本来なら歯科医が腫れに対する説明もしてくれます。また、患者さまご自身も、わからないことをそのままにせず、必ず相談して解消しましょう。そうすることにより、インプラントを入れた後の、適切なケア（メンテナンス）ができます。